こんにちは、えすこーと本駒込校です。
1月のえすこーとラボのテーマは、年度のクライマックス ──「星の動き / 宇宙をつくろう」。担当は吉松先生(アシスタント:藤本先生)。毎週水曜日(偶数週)、白衣を着た子どもたちは、ふだんよりずっと大きなスケールに、想像力をいっぱいに広げました。
01地球は、太陽の前ではどれくらい?
スタートは、地球・月・太陽の大きさをくらべる時間。「太陽は地球の何倍?」── あらかじめ予想を書いてから、実物大の比率モデルで確かめます。
ピンポン玉サイズの地球。米粒サイズの月。そして、教室の壁いっぱいに大きく描いた太陽の輪郭 ── 自分たちの足元にある星の小ささを、初めてリアルに感じる瞬間でした。「こんなに小さなところに、いま自分がいるんだ…」── ぽつり、と漏らした子の言葉が忘れられません。
02太陽系を、ぜんぶ並べてみよう。
次は太陽系の 8 惑星。水星 → 金星 → 地球 → 火星 → 木星 → 土星 → 天王星 → 海王星 ── それぞれの色や大きさ、特徴を、発泡スチロール球と絵の具でひとつずつ作っていきます。
木星の縞模様、土星のリング、地球のうつくしい青。「天王星って、ほんとに横向きに回ってるんだって」「海王星はめっちゃ寒いらしい」── 自分で塗った星の特徴は、ふしぎとぜんぶ覚えてしまうものです。
03レンズを 2 枚で、望遠鏡。
そして、いよいよ「ケプラー式望遠鏡」の制作。長さの違う 2 本の紙筒に、それぞれ凸レンズを取り付ける。短いほうが接眼レンズ、長いほうが対物レンズ。
組み立てて、窓のむこうの遠くの看板にレンズを向ける ── 文字が、ぐっと大きく、けれど上下逆さまに見えました。「逆さま!?」── そう、レンズを 2 枚使うと、像はひっくり返って見える。これが、地上ではなく天体を見るのに使われている理由でもあります。
04夜空の地図を、開く。
Aコース(高学年)は、ここから「星の動き」へ。東・西・南・北 ── それぞれの空で、星はどのように動くのか。北極星はなぜ、ほとんど動かないのか。中学入試問題に挑戦しながら、地球の自転・公転の感覚をつかんでいきます。
「北の空だけ、星がぐるぐる回るんだ」「北極星は、地球の軸の延長線上にある星なんだね」── 自分のなかで点と点がつながった瞬間の表情は、教室にいるこちらまで、思わずうれしくなります。
「冬の大三角」を窓から探す姿は、見ているだけでこちらの気持ちが澄んでいきました。
2025年度のえすこーとラボは、この「宇宙」のテーマでひと区切りです。栄養から、いのち、電気、磁石、結晶、光、そして宇宙へ ── 一年かけて、子どもたちは身近なところからどんどん遠くへ、視点を伸ばしていきました。
「もっと知りたい」「次はなにをやるの?」── そんな声が、4月からの 2026年度につながる、なによりの宝物です。これからも子どもたちと一緒に、白衣のすそをひるがえして、新しい発見を楽しみにしています。