こんにちは、えすこーと笹塚校です。
12月のえすこーとラボは「光の反射・屈折」。担当は吉松先生。毎週月曜日(奇数週)、白衣を着た子どもたちは、晴れた窓辺の明るい光を、いつもとはちがう目で見つめます。
01鏡で「文字」を裏返す。
スタートは、鏡で像が反転する不思議。鏡を見ながら自分の名前を書こうとすると ── 思った方向と逆に手が動いてしまう。子どもたちは、最初は笑い、すぐに本気の表情に。
Aコース(高学年)は、合わせ鏡で像がいくつ見えるかを観察。鏡の角度を 90°・60°・45° と変えていくと、増える像の数にきれいな法則があることに気づきます。── レオナルド・ダ・ヴィンチも書いていたという「鏡文字」。歴史と理科がつながる瞬間でした。
02潜望鏡で、見えないところをのぞく。
次は、ちょっとしたものづくり ── 潜望鏡(せんぼうきょう)。牛乳パックを細く立てて、上下に小さな鏡を 45° の角度で取り付けるだけ。
でも、これがあれば、机のかげの本のタイトルや、自分の頭の上にある電気のスイッチが、座ったまま見えるように。「忍者みたい!」── 道具ひとつで、見える世界が一気に広がりました。
03水で、光を曲げる。
光が曲がる ── ふだんあまり意識しないこの現象を、実際に試します。コップに水を入れて、鉛筆を斜めに差し込むと、水中で折れたように見える。透明なプリズムに光を当てると、まっすぐだった光が、ぐにゃっと角度を変える。
「水のせいで、世界がちょっとずれて見えるんだ」── そんな素直な感想が、この日の核心でした。Aコース(高学年)は、中学入試問題でガラス・水中での光の道筋まできちんと作図して、こうきたか、と先生もうなる答えがいくつも出ました。
04プリズムから、虹がうまれる。
クライマックスは、三角プリズム。窓から差し込む白い光をプリズムにあてると、机の上の白い紙に、はっきりと七色の虹がうまれました。
「白い光のなかに、ぜんぶの色が入ってたんだ」── そんな大発見をふまえて、最後はサンキャッチャー作り。透明なビーズを組み合わせて、お家の窓につるすミニプリズムを完成させました。「窓に飾ったら、毎朝虹が見えるかな」── 持ち帰る手元から、すでにその景色が浮かんできそうでした。
光は、まっすぐに進むだけじゃない ── そんなたいせつな入り口を、低学年なりの言葉でつかみました。
12月のえすこーとラボは、「ふだん見ているもの」を、見方ひとつで何倍にもおもしろくできることを伝える時間でした。光と鏡があれば、教室はそのまま、小さな美術館にもなれます。