「いただきます」が、
はじめての科学。

こんにちは、えすこーと渋谷校です。
4月のえすこーとラボは、年度はじめにふさわしい大きなテーマ「栄養と消化のひみつ」。担当は理科講師の吉松先生。毎週木曜日、子どもたちは白衣を着てラボの時間を心待ちにしています。

01食べたものは、どこへいく?

スタートは、人体模型とにらめっこ。「だ液って、口の中だけじゃないんだよ」「胃ってこんな場所にあるんだ!」── ふだん意識することのない自分の体の中を、模型を回しながら確かめます。

Aコース(高学年)は、消化液と消化酵素までふみ込みました。アミラーゼ・ペプシン・トリプシン── ちょっとむずかしい名前も、何のはたらきをするのかが分かると、自然と頭に入ってきます。

02うがい薬で、でんぷん探偵。

次は、いよいよ実験です。テーブルに並ぶのは、ごはん、パン、じゃがいも、紙、ティッシュ── 普段の食べ物から、食べ物じゃないものまで。

ヨウ素液(うがい薬)をスポイトで一滴ずつ落としていくと、でんぷんがあるところだけ深い青むらさきに染まります。「パン、まっ青!」「ティッシュは…ならない!」── 食べ物だけでなく、教室のいろんなものを“でんぷん探偵”の目で調べる時間に変わりました。

うがい薬(ヨウ素液)をパンに垂らし、でんぷん反応の青紫色を確認する子どもたちの手元
パンに一滴落とした瞬間、ぱあっと広がる青むらさき。最初の歓声は、ここで上がりました。
Bコース(低学年)は、うがい薬+ビタミンC で「色が消える!」マジック。
同じ薬品でも、組み合わせを変えると違うふしぎが現れる ── そんな入り口から、化学変化のおもしろさに触れました。

03砂糖は、ぜんぶ同じじゃない。

続いては「砂糖を見くらべる」時間。グラニュー糖、上白糖、三温糖、きび砂糖、粉砂糖。ぜんぶ“あまいもの”だと思っていた砂糖が、色も、つぶの形も、水への溶け方も、ぜんぜん違うことに気づきます。

白い粉と思っていたグラニュー糖を、ルーペでのぞくと、きれいな結晶のかたまりに。料理によって使い分けられる理由を、舌だけでなく目で確かめた瞬間でした。

04砂糖を、アメに変える。

最後は、お楽しみの「アメづくり」。鍋の中で砂糖をゆっくり加熱していくと、白 → うすい黄色 → 琥珀色 → 深い茶色 へと、まるでグラデーションのように色が変化していきます。

「焦げる手前がいちばんきれい!」── 自分でつくった琥珀色のアメを手に、子どもたちはちょっぴり誇らしげ。家にあるはずの砂糖が、温度ひとつで“別のもの”に変身する。それを目の前で確かめられたことが、何よりの学びになりました。

4月のえすこーとラボは、毎日の食卓が「実験のテーブル」に変わる時間でした。「いただきます」のあとに、自分の体の中で何が起きているのか ── ちょっとだけ考えるようになった子どもたちの背中が、ひとまわり大きく見えました。

次回もまた、白衣に袖を通して、新しい発見を一緒に楽しみにしています。

えすこーと 渋谷校 / えすこーとラボ担当:吉松
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