こんにちは、えすこーと千歳烏山校です。
11月のえすこーとラボは「結晶と再結晶」。担当は井上先生。毎週木曜日(偶数週)、白衣姿の子どもたちは、手元の小さなキラキラに、ぐっと前のめりに引き込まれていきます。
01砂糖と塩、見た目はそっくり。
スタートは、砂糖と塩の結晶を顕微鏡でのぞくこと。どちらも“白い小さな粒”に見えますが、レンズの向こうではまったく違う表情を見せます。
砂糖は、とう明感のある六角柱。塩は、きれいなサイコロ。「なんで形がちがうの?」── ここから、結晶のしくみへの興味が広がります。Aコース(高学年)は、ミョウバン・ホウ酸・食塩の溶解度のちがいまで踏み込んで、表を見ながら考える時間に。
02お湯の中に、雪をふらせる。
次は、すこし不思議な実験。お湯にミョウバンをたくさん溶かして、ゆっくり冷やしていく ── すると、透明だった液体の中に、ふわっ、ふわっと、雪のような結晶が降りてきます。
温度が下がると、お湯にとけていられなくなった成分が結晶になって出てくる ── これが「再結晶」のしくみ。子どもたちは、ガラスの中の小さな“冬の景色”を、息をひそめて見つめていました。
03蛍石を、磨いてピカピカに。
結晶観察のあとは、本物の鉱物「蛍石(フローライト)」を磨く時間。緑・紫・青のグラデーションが入った、自然のままの石を、やわらかい布でひたすら磨きこんでいきます。
どの方向に、どれくらい力を入れて磨くか ── ひと面ずつ試していくうちに、ある瞬間、面がツヤッと光ります。「光った!」「うちの紫がいちばんきれい!」── 自分の手で時間をかけたものが、ほんとうに光った経験は、長く心に残ります。
毛糸を結晶液にひと晩つけておくと、翌朝には真っ白な雪の花が咲いていました。
04塩で、雪をふらせる。
ラストは「ソルトスノー」。透明な液体に塩を加えると、まるで本物の雪のように、白いふわふわが降ってきます。「クリスマスのスノードームみたい!」── 教室いっぱいに、12月の予感が満ちました。
普段は調味料として、ぱらっと振りかけるだけの「塩」。それが、こんな景色を作り出すこともある ── 身近なものほど、実はいちばん奥が深い。そんな大切なメッセージが、今月のラボにはぎゅっと詰まっていました。