見えない力、
見えた瞬間。

こんにちは、えすこーと大森町校です。
10月のえすこーとラボは「磁石と電流」。担当は藤本先生。毎週月曜日(偶数週)、大森町校の理科実験室は、白衣を着た子どもたちの集中したまなざしで、ぴんとした空気に満たされます。

01くっつくもの、くっつかないもの。

スタートはシンプルに、磁石を持って教室を歩き回ること。「鉄なら何でもくっつくのかな?」── 1円玉、10円玉、アルミ缶、ホチキスの針、はさみの刃、ペットボトルのフタ。

予想ノートに書きこんでから、ひとつずつ確かめます。「アルミ、鉄じゃないからつかないんだ」「ホチキス…つく!」── “金属” という大きなくくりが、磁石の前ではいくつかに分かれていく ── その発見からの 1 時間でした。

02砂鉄で、磁力線を絵にする。

次は、磁石の「力のかたち」を見える化する時間。白い紙の下に棒磁石を置き、上から細かい砂鉄をパラパラと落としていきます。

すると ── ひとりでに、磁石の両端から外側へ広がる、きれいな曲線の模様が浮かび上がってくる。「絵を描いてないのに、絵ができる」── 教科書では二次元のイラストだった「磁力線」が、目の前で本物になった瞬間でした。

紙の上に砂鉄を落として磁力線を可視化する白衣姿の女の子
誰も描いてないのに、紙の上に絵が浮かぶ。── これが「磁石の力のかたち」。

03イライラ棒で、ドキドキ実験。

少しの息ぬきは、磁石を使った「イライラ棒」ゲーム作り。曲がった針金のコースに、輪っかを通したスティックでチャレンジ。触れると豆電球が光るしくみ ── これも「電気の回路」の入り口です。

自分で作ったコースを、家族で挑戦したくなったお子さんも続出。「お父さん、ぜったい無理!」と笑顔で持ち帰っていく姿に、教室もあたたかく包まれました。

磁石を使ったイライラ棒ゲームに挑戦する白衣姿の子どもたち
息をひそめてカーブを抜ける ──「電気の回路」がいちばん楽しくなる遊び方。
Bコース(低学年)は、ふわふわ浮く「磁石ペン立て」工作と、ただのくぎを磁化する体験を中心に。
ペンが宙に浮いた瞬間、教室じゅうから「うわぁ!」が起きました。

04電気が流れると、磁石になる。

クライマックスは、電磁石。鉄のくぎに銅線をぐるぐる 100 回ほど巻きつけて、電池につなぐ ── ふだんはただの金属が、その瞬間、立派な磁石に変身します。

Aコース(高学年)では、コイルの巻き数や電流の大きさを変えて、磁力がどう変わるかまで実験。中学入試問題にも挑戦して、「方位磁針が、何極をさすか」までしっかり言える子も増えてきました。

目に見えない力を、目に見えるかたちに。── 10月のえすこーとラボは、「見えない」の手前で立ち止まっていた子どもたちが、ひとつ向こう側に踏み出した一日になりました。

えすこーと 大森町校 / えすこーとラボ担当:藤本
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